台湾で動物愛護教育を推進

作文コンテストは、学内の動物達との絆を深めることに一役かっています

「国家の偉大さと道徳的進歩は、動物の扱い方によって判断できる」これは、マハトマ・ガンジーの名言の一つです。この言葉は、文明社会が動物の権利について高い意識を持ち続けるべきであることを示しています。これは教育を通じて行うことができます。台湾では、動物愛護の教材はまだ教科書に組み込まれていませんが、すでに多くの関連セミナーや、作文コンテストなどの活動が行われています。

今年初め、文部科学省は動物福祉に関する作文コンテストを開催し、年内には、別のコンテストが開催される予定です。世界愛犬連盟(WDA)は、審査員として招待されたことを光栄に思っています。

このコンテストは、小学生、中学生、高校生を対象としています。学内での動物飼育の推進と生活教育の強化、学内における動物愛護の話題づくりを目的とし、動物を好きになれるきっかけともなるイベントです。

台湾のキャンパスにいる動物の種類の多さに驚くかもしれません。犬や猫のほか、鳥や水辺の動物たちも学生たちのよきパートナーです。生活教育と動物愛護教育を組み合わせた「学校犬プログラム」は、長年にわたって実施されています。全ての学校で盛んだというわけではありませんが、学校に自分の犬を連れてくる先生もいるため、生徒たちは犬に親しんでいます。

また、水槽や池を作り、シクリッドやブラジルカメ、エビや巻貝などの生き物たちと触れ合う学校もあります。

このような交流を通じて、生徒たちは人生経験や思い出を得ることができ、動物愛護の意識を高めることができるのです。