香港の小さな民家が犬の牢獄に

香港の動物保護ボランティアのところに、小さな民家に閉じ込められた31匹もの犬を救う要請がありました。その民家はとても狭く、至る所に糞尿が放置され、ほとんどの犬は小さな檻に閉じ込められており、中には、深刻な皮膚病や栄養失調に陥っている犬もいるといいます。情報筋によると、その民家の借主とは何日も前から連絡がとれず、家賃も支払われていないということです。ジャクリーンさんはまず最初に、骨と皮までにやせ細った犬を里親さんにあずけ、それから、残りの犬を救出すると言います。西貢地区で一刻も早い引越し先探しが求められると付け加えました。

犬は3年前からこの地獄のような状態にいるようです。借主がスタッフを手配して餌を与えるものの、衛生面は無視です。汚れた民家に閉じ込められ、与えられたドッグフードはとっくに食べつくされており、健康状態を悪化させています。その状況を知ったジャクリーンさんは、すぐにドッグフードをその民家に持参し犬に食べさせました。その民家の衛生環境は非常に悪く、窓は全て密閉され、手も見えない程真っ暗で、糞尿だらけであることを指摘しました。

ジャクリーンさんが里親に預けた1匹は、健康であれば、体重は16キロほどあるはずが、その子はわずか9キロだったそうです。深刻な栄養不足です。今後は西貢地区で適切な収容場所を見つけ、譲渡を手伝いたいと考えているそうです。