WDA、米国歳出法案に世界的に犬猫の食用を禁止する文言を盛り込むよう働きかける

世界愛犬連盟(WDA)は、次期米国歳出法案に重要な文言を盛り込むよう提唱することで、使命の強化をはかります。文言の盛り込みは、米国国務省に対し、他国との間で犬猫食用禁止国際条約の締結の主導を促すことが目的です。この前向きな一歩は、米国が2018年に、歴史的な農業法改訂で犬猫の食用禁止を可決したことに始まっています。

犬や猫の非人道的な扱いに反対する世界的な闘いの旗振り役である世界愛犬連盟は、国際規模での協調的な行動が必要であると認識しています。米国歳出法案にこの文言を盛り込むことで、WDAは、世界中で犬や猫を食用にする残酷な行為と闘う機運を高めることを目指します。

「何百、何千万もの罪のない動物達が耐えている想像を絶する苦しみから解放するために努力を続ける私達にとって、米国歳出法案に文言が盛り込まれることは、重要なマイルストーンとなる。」また、「この積極的な取り組みを通じて、米国の国際舞台での影響力のある立場を活用し、犬や猫の食用に反対する一致した姿勢を取るよう各国の結集を目指す。」と、世界愛犬連盟の創設者である玄陵は語っています。

米国の動物福祉に対する毅然とした姿勢は、犬や猫の屠殺と食用を禁止し、こうした野蛮な行為に反対する強力なメッセージを送る事となった2018年農業法改訂に象徴されます。そして今、WDAは米国政府に対し、そのコミットメントを、国境を越えて拡大させ、他国の牽引を求めます。

提案している「犬猫食用禁止国際条約」は、最愛の伴侶動物であるこれらの動物の取引、屠殺、食用をなくすための世界的協力の促進を目的としています。一致団結した立場を確立することで、各国は包括的な法律の制定、法執行努力の強化、犬猫肉の産業に関連する倫理的・公衆衛生的な意味合いについての意識向上において協力することができます。