WDAの国際条約がスウェーデンで支持を得る

9月11日にスウェーデン議会の総選挙が行われ、再び「ハング・パーラメント」となることが予想されます。世界愛犬連盟(WDA)は現在、創設者である玄陵が提唱する「犬猫食用禁止国際条約」について、各党に支持を呼びかけています。

「ハング・パーラメント」とは、どの政党も議席の過半数を持たず、与党が法案の確実な可決のために他の政党の支持を求めなければならない国会のことです。スウェーデンでは現在、与党である社会民主党が100議席しかなく、政府は中央党、左翼党、緑の党、無所属議員と連立を組んで力を集積しなければなりません。

WDAはスウェーデンの政治状況を調査し、すべての政党の支持を得ることによってのみ、次期スウェーデン政府の「犬猫食用禁止国際条約」への参加を確固たるものにできると考えています。WDAは、与党の社会民主党、穏健党、緑の党など、WDAの考えを支持する多くの政党の国会議員にコンタクトをとっています。これらの国会議員が再選されれば、スウェーデンに国際条約への参加を強く求めることになります。

2021年10月28日、スウェーデンの4人の国会議員・欧州議会議員は、当時のステファン・ルーベン首相に書簡を送り、「犬猫食用禁止国際条約」を推進するよう政府に要請しました。彼らは書簡の中で、「犬や猫を食用にすることは時代遅れで非人道的であり、緊急の食品安全上の問題を提起すること、新型コロナの流行は、動物が媒介する病気が世界的に深刻な影響を及ぼすことを人類に教えてくました、しかし、猫や犬の肉はいまだに一部で食べられています。犬猫の食用を今すぐにやめるように、スウェーデンは世界にメッセージを送るべきだ。」と強調しました。

犬猫食用禁止国際条約には、スウェーデンのほか、アメリカ、イギリス、日本、ノルウェーから、200人近い議員が賛同を得ています。2020年2月7日、米国の超党派議員30名がドナルド・トランプ大統領(当時)に書簡を送り、国際条約の発効を要請しました。3月2日、11月24日には、英国で67名、日本で34名の国会議員が、それぞれの政府首脳に書簡を送り、国際条約への支持を示しました。2021年には、ノルウェーの4人の国会議員が同じ趣旨で首相に書簡を送りました。今年も米国と日本の議員が政府首脳に書簡を提出し、国際条約の推進に粘り強く取り組んでおり、WDAの考え方が国際的に広く認知されています。