焦点: 中国の動物愛護

2020年9月26日は、世界愛犬連盟(WDA)によって設立された6回目の世界愛犬日です。 中国の動物保護に関する最近のハイライトを共有させてください。

2020年3月31日 — 中国の4大都市の一つである深圳市は、「野生動物の消費の包括的禁止に関する深圳経済特区条例」を可決し、「科学的実験用、公共での陳列用、ペットとして飼育される動物に由来する製品」の食用を違法としました。 深圳市は、犬肉の食用を明確に非合法化した中国初の都市となりました。

2020年3月31日— もう一つの中国の主要都市、珠海市は、「野生動物の消費の包括的な禁止に関する珠海経済特区条例」を可決しました。 「(a)検疫検査に合格した家畜および家禽遺伝資源の国家カタログに記載されている飼育動物。(b) 法律や規制によって食用を禁じられていない水生動物」は食用可能であると記されています。 この新しい条例によりは珠海市は犬肉の食用を禁止した中国で2番目の都市となりました。

2020年5月21日 —2回のセッションの期間中、 多くの中国の議員が動物に対して声を上げ、犬猫の食用を禁止し、伴侶動物を虐待から守り、総合的な動物保護法を確立する法案や提案を提出しました。

2020年5月29日 — 中国農業農村省は、食用の「ホワイトリスト」から犬を除外した「家畜と家禽遺伝資源の国家カタログ」を発表しました。 「家畜・家禽遺伝資源の国家カタログ」のコメント欄では「人類の文明の進歩と動物愛護に対する国民の関心の高まりにより、犬は今や伝統的な家畜に代わりに伴侶動物とみなされている」と記されました。

著者メモ: 全面的な屋内禁煙の実施と同様に、深圳市と珠海市は犬肉禁止の国家的なパイロット都市となりました。 新しい規制が論争を引き起こしたり、さらなる周知と教育が必要とされる場合、 しばしばパイロット都市で最初に採用され、 それから全国で採用されます。 人民代表は2セッションの期間に毎年動物福祉法案を提出していますが、 動物関連法案の膨大さは今年さらに更新しました。すべての立案、法案の中で、食用ホワイトリストから犬の除外を求めるものは、 最も国際的な話題を生み出し、 フォックスやCNNなどの海外メディアはこのニュースを取り上げました。

2020年5月末 – 中国初の犬教育科学センターが発表され、深圳市で利用されます。

2020年7月6日— 山東省萊西市は「市内のケータリングサービス事業者への通知」を発行し、犬は食用動物ではない、犬の屠殺は禁止されていることを明確に示しました。

著者メモ: 犬の食用禁止に加えて、深圳市は人気の科学教育を通じて、犬への愛情促進、動物を大切にし、生き物に優しくするよう人々を教育しています。 2020年9月18日―中国政治法務委員会のウェイボー(SNS)公式アカウントの「China Changan.com」では、交通量の多い高速道路に警察官が飛び込み、路上でケガをして動けないでいる犬を救出するビデオを公開しました。 ビデオのタイトルは「世の中の良い行いが生きるものすべてに暖かさをもたらす」です。 このビデオは視聴者に好評です。

2020年9月18日― CCTVニュースは、石膏まみれで捨てられた3ヶ月の子犬について取材を報道しました。 北京市公安局海淀支部青海市警察は、 「口論やトラブルを引き起こす」事件を引き受けたのです。

著者メモ: 中国で最も権威のある公式ウェブサイトやメディアは、同じ日にニュースを発表しました。政府高官はすでに動物の福祉に注意を払っていると合理的に信じることができるとも言えます。 更なる施策の確立を期待します。

まだやるべきことはたくさんありますが、中国のリーダーシップからの肯定的なシグナルは刺激的であり、私たちを自身で満たしてくれました。 世界愛犬連盟は努力を継続しますし、うまくいけば、中国政府の国家伴侶動物保護法をの導入も期待できるかもしれません!

WDA中国地域ディレクター

劉媛媛

2020年9月22日