台湾で増え続けるドッグパーク

ペットパークは、犬が走り回って運動できる施設ですが、アクセスしにくい郊外にあることが多く、休日しか利用できないのが現状です。

2023年1月までに、台湾にペットパーク(ドッグパーク)はいくつできるのか?答えは83ヶ所で、さらに4ヶ所が建設中や計画中、そして高速道路のサービスエリア3か所に犬の遊び場が併設されています。2022年の地方議員選挙では、ペットパークと犬の遊び場の建設が、すでに候補者が訴える動物保護に関するアイデアの中で最も人気があることが分かっているので、この数は増え続けるでしょう!  

しかし、台湾のすべての公園や学校では、リードの着用と、飼い主が犬のフンの後始末をすることで、自由な出入りが認められています。台北には1,692の公園や緑地があり、リードの着用や適切な保護のもと、犬を散歩させることができるというのに、なぜこんなにペットパークが増えているのか?と思うかもしれません。  

台湾で最初のペットパークは、2006年に台北市に誕生した「迎風ドッグランエリア」です。これは、犬の飼い主たちが、広大な迎風リバーフロント公園に、犬を放し、走ったり、フリスビーで遊べるエリアを作るよう市政府に求めた運動の結果です。2018年から2022年にかけて、台湾全土でペットパークが急成長しました。ペットパークの規制が徐々に形になってきており、県や市の長が行政の実績として挙げたがるので、皆それに続いていることも理由のひとつだと、動物保護団体は評価しています。

例えば、現在建設中の嘉義市ペットパークでは、9kg以上の大型犬と9kg未満の小型犬のための運動場だけではなく、ケアエリア、芝生エリア、飼い主のための休憩所などもあり、犬の運動場にはハードル、ジャンプ台、ウォーキングブリッジなどさまざまな遊具が用意されています。 しかしながら、動物愛護側から見れば、地域の公園の一角に犬の運動場を設けることが最も現実的なプランニングであり、お金をかけずに高い効果を上げることができるかもしれません。—その方が、飼い主にとっても便利だし、犬も十分に運動できますしね!