台湾のペット同伴可の公共交通機関

新型コロナが沈静化し、各国が閉鎖を解除すると、旅行が活発になりますが、台湾の観光スポットの中で、最も話題になっているのは間違いなくペットツアーです。2022年末には116頭のハスキーが媽祖廟(まそびょう)への参拝を成功させており、2023年の春の開花時にはさらに多くの犬がツアーに参加することになりそうです。

2022年12月11日、116頭のハスキーと208人の人々が、台中発着の日帰りバスツアーを行いました。「参拝ツアー」と銘打っていたものの、廟の中に入って祈祷をするのは人間だけで、犬たちは外で待っていました。大型バス2台と自家用車数台が使われたこの珍しいツアーは、抜け毛の多い大型犬もツアーバス会社から「差別」されないことを証明しています。

客観的な比較データがないので、台湾が交通面で世界一ペットに優しい地域であるかどうかはわかりませんが、公共交通機関における犬や猫の移動制限から、何かを推し量ることは可能かもしれません。

交通機関可否同伴条件
バス縦55cm、横45cm、高さ40cm以内のペット用ボックスまたは小型容器に入れる。

地下鉄

長さ55cm、幅45cm、高さ40cm以内のペット用ボックス、ケージ、小型容器に入れる。
小型・中型のペットキャリー(縦・横・高さ175cmまで)
大型ペットキャリー(長さ・幅・高さの合計が176cm~210cmのもの)
鉄道縦・横・高さが55cm、45cm、38cm以下のペットクレートやバッグに入ることが条件
高速鉄道縦55cm、横45cm、高さ38cm以下の容器にしっかりと収納すること。
航空機ペット委託の原則による
輸送用ケージやクレートバッグを必要としないツアー専用車での移動は、犬にとってより快適ですが、通常の家でのレーニングがより重要になってきます。

小型犬から中型犬までは、犬舎やバッグに入れていれば公共交通機関で移動できるため、犬同伴の旅行が流行りはじめ、ある飼い主は柴犬を連れて島を一周し、詳しい記録を残して、他の飼い主のために本を出版しているほどです。犬を飼っている複数の家族が問題なく一緒に旅行でき、犬がクレートではなく、椅子に座ったり、床に寝転んだりできるようなバスツアーが最も便利な移動手段になっています。

愛犬を団体旅行に連れて行きたいと考える飼い主の選択肢も増えました。旅行会社によっては、定期的にツアーを開催したり、ペット可のレストランやペット可のホテルを組み合わせたオーダーメイドのサービスを提供しており、一緒に人生を満喫できるようにしています。

多くの飼い主には、大切な楽しい思い出となったでしょう!