災害は突然起こります。

飼い主とペットが共に災害を乗り越えるためには、日頃からの備えが欠かせません。

これまでの災害で、ペットと飼い主に起きたさまざまな問題を見直し、飼い主がどのような対策をとればよいのかを整理したガイドラインを環境省が提供しています。

災害のとき、あなたとあなたの大事なペットを守るために、

今、できることを考えてみましょう

環境省は、災害時におけるペットの同行避難を支援する目的で、令和4年度ペット同行避難訓練を実施する予定です。3か所程の自治体を選び、それぞれの訓練は振り返り会議も含め半日程度で行われます。また訓練実施後には、実施状況、抽出された問題点、問題の解決方策案等を取りまとめ、他の自治体とも情報共有される予定です。

ペット同行避難、同伴避難などできる場所とその方法については各自治体に委ねられているのが現状です。自然災害が多発している昨今、家族の一員であるペットと一緒に避難することは当然の行為であり、ペットとの同行避難を推奨する環境省が積極的に全自治体を支援することが求められます。

先日の台風14号の際には、ペット同伴を受け入れた佐賀市の避難所では、ペット同伴の世帯ごとに個室テントが建物内に設けられ、ペットと飼い主が同じ空間で過ごすことで少しでも不安を取り除くことができたといいます。

環境省動物愛護管理室の担当者は「ペットを飼っている人もそうでない人も問題なく避難できる状況を生み出していきたい」と話していると時事通信社が報じています。

避難訓練を通じて、好事例や問題点を共有することで、解決策を導き出し、皆が問題なく非難できる状況になります。飼い主さんが自分のペットに必要なご飯やトイレ用品、薬などを用意することは勿論ですが、自宅近くでペットと一緒に避難できる避難所の場所やそこまでのルートを確認しておくことも大切です。そして、自治体の避難訓練には是非とも大切なペットと一緒に参加して欲しいと思います。

人類・動物・環境の三位一体で持続可能な地球を！

―玄陵―