アメリカ議会で小づちが鳴り響く 「犬猫肉の食用禁止法」が間もなく制定されます

アメリカ議会で小づちが鳴り響く
「犬猫肉の流通規制法」が間もなく制定されます

世界愛犬連盟(WDA)は連続して100カ国で法制化を推進し、
人類の新たな1ページを開こうとしています。

アメリカの上院と下院は、2018年12月10日から14日まで5年に渡る農業法改正案を可決します。
この法案は、8670億USDの価値がある農産品の市場に影響を及ぼすだけでなく、世界中で年3000万匹あたりの犬の運命を左右します。
『いかなる者も人間の食用消費のために虐殺される犬または猫を故意に出荷、輸送、移動、配達、受取、所有、購入、販売、寄付してはならない』と、改正後は盛り込まれます。この法律を犯す者は違反ごとに5000USD以下の罰金の対象となります。
ドナルド・トランプ米大統領は犬食禁止の提案を支持しており、彼は法案通過後10日以内にホワイトハウスで農業法案の調印式をとり行います。
犬猫肉の食用を禁止するアメリカでの法規制は波及効果をうみ、イギリスやフランスを含むヨーロッパ諸国を立法へと導くでしょう。同様に、毎年3000万匹の犬を食用にするアジアの恐ろしい習慣を強打することになります。この法制化を主に掲げるWDAにとっては、大変な励みとなります。

アメリカが法的に犬肉の食用を禁止する重要性と必要性

毎年、およそ3000万匹の犬が虐殺され食用消費されています。そして、それらの70%は盗まれたペット犬です。 一部の人々は犬を拷問する事で肉がよりおいしくなると信じているため、犬達は死の直前に非人道的に拷問されます。
この悪習慣は『闇の産業チェーン』を作り出し、人間として肝心な道徳心を踏みにじっています。全ての国においてそのような非倫理的なふるまいを法により規制するべきです。アメリカにおける法制化は世界に向けてメッセージを送るという点においても大変重要です:
『社会は、犬肉を食用消費するような野蛮な行為を許しません』。

現実に犬肉の食用禁止の法制化を推進するうえで、WDAが反対意見に遭遇することもあります。 人々は尋ねます、『西洋の国々で一切禁止していないのに、なぜ我々が法律を作らねばならないのか?』と。 アメリカは間もなく犬食禁止の法案を採決しアジアにおける犬食禁止の立法化を推進する我々を後押しすることは間違いありません。 アメリカでは犬を飼っている家庭がとても多く、また動物福祉の向上を図り続けてきました。立法化は動物福祉の素晴らしい仕上げとなり、法律の穴を塞ぐことができるのです。アメリカでかつて、犬を食べる事件がありましたが、それを禁止する法律が存在しなかったため結局、犯人は無罪放免でした。

犬肉の食用を法律で禁止にする事でアメリカは動物福祉のために闘い、道徳を貫くという重要な位置付けを得ます。この事は人類の進むべき道を示し、動物保護に重要な一石を投じることになります。

アメリカの立法にいたるまで

世界愛犬連盟は、世界で唯一の犬肉の食用禁止の法制化を推進している組織です。
香港に本部を置き、アメリカ、フランス、日本と台湾に事務所があります。
2015年に、アジアにおける犬食をドキュメンタリー化した映画 『Eating Happiness』 を制作しました。
アメリカのヒューマン・ソサエティ(HSUS)からの協力要請により、WDAの創設者である玄陵はアメリカにおける立法化推進作業のために100万ドルの寄付をしました。ですが、何の進展もみられないまま寄付を受け取ったのみでアメリカのヒューマン・ソサエティ(HSUS)は WDAとの約束をおざなりにしたのです。 そしてWDAはアメリカのヒューマン・ソサエティを詐欺で訴えることにしたのです。
WDAはアメリカにおける犬食禁止の立法化が世界に大きな影響を与えると確信してきました。それからアニマル・ホープ &ウェルネス財団との活動に移行し、立法化に向けて前進することになりました。
また、WDAはアメリカのロビー活動家の ショーン・ドーアティさんを雇い、見事にジェフ・デナム議員により犬猫肉食用禁止を法律に加える議案の提出に至りました。

農業法案に関する民主党と共和党の争いの間で立法化に向けてのプロセスは審議の中断と中間選挙を交えて紆余曲折、まるで荒れ狂う大海原のようでした。WDAのメンバー全員がまるでジェットコースターに乗っているような気分にさせられました。大きな出来事として、下院により5月に一度、法案が却下され6月21日にようやく通過しました。この時は反対票よりもわずかに2票リードしました。

上院での通過を目指す段階で、We the Peopleの請願署名に加えて、両院の議員600名以上に
手紙を出し、4大主要新聞に全面広告をうち、さらにWDAはロビー活動企業のPrime Policy、 Missy Edwards Strategies、Wild Horse の3社と契約し、農業法案の条項が確実に最終農業法案まで保持される6月28日の期限までに犬食禁止に向けての条項を加えることに成功しました。

下院と上院により精査された後、繰り返し修正された犬肉食用消費を禁止するための法案は、上院と下院で議論の最終ステージを迎えました。 WDAはここで手を緩めることなく、議会で最も高い購読率のある The Hill 紙に11月15日付で支持を訴える全面広告をうちました。

アメリカにおける犬の食用消費禁止の立法は100カ国に影響する

世界愛犬連盟は2014年に設立され、犬食撲滅を現実のものとするために立法化を目指し、毎年食用消費される3000万匹の犬の運命を変える世界規模の撲滅の流れを引き起こすことを狙っています。犬肉の食用禁止の立法後、外務省の委員会に対しH.Res. 401法案を反映し 『犬猫の肉取引の非合法化と、そのような取引に対する現行法の強化をするようすべての国に要請する』ことを強く要請します。 WDAはイギリス、フランス、日本、ベトナム、韓国、そして中国で犬肉の食用を禁止するために活動を始めています。

イギリス

イギリスでは、人道的な方法で犬を殺すのであれば、犬肉を食べることは合法です。
動物の福祉権利保護に関しては比較的進んでいるイギリスのような国で、そのような法律の穴がある事は衝撃的で、信じ難いほどです。
アメリカにおける立法の進捗を注視するさなかにWDAは犬肉の食用禁止の法制かを推し進めることを8月6日にイギリスメディアに発表しました。そして、The Sun や Daily Mail等他のメディア上でも熱い議論が巻き起こりました。そのような動向は議会議員らに対して動物保護におけるイギリスの主要な地位を弁護する気持ちを起こさせ、この問題に関する法律の制定という意見の波を起こしました。
テレサ・メイ首相自身も声明を出し、イギリスの人々が愛してやまない仲間に広範囲にわたる保護を提供するために、アメリカに続いて法制化に取り組むことを示唆しました。

イギリスでは、法律の抜け穴を塞ぐ事が狙いです。WDAが主催した議会でのイベントには20名以上の議会議員が出席しました。2019年1月には独立法案が提出される見込みです。

フランス

フランスも犬肉の食用に関して法律の穴があります。フランスでは屠殺は違法ですが、食べる事は合法です。1870年には犬肉専門店がありました。今でも犬肉を食べるとのうわさはあります。フランス領ポリネシアには犬肉を食べる習慣が今でもあります。 毎年、フランスの建国記念日にはタヒチの人々はお祝いのために犬を殺して食べます。
WDAは、犬肉の食用を禁止する法改正を推進するために、2019年1月にGroupe d’études donceiton animale, Typhanie Degois副首相と面談します。

日本

ほとんどの人々は日本で犬肉を食べることが合法だということを知りません。
日本ではレストラン、スーパー、冷凍食品業者など合わせて100軒以上もの犬肉取扱い店があります。
日本農林水産省の統計には、過去15年間に輸入された犬肉に関するデータがあります。
輸入された犬肉に関する情報をつかみました。そして東京都池袋、埼玉県西川口にて実態調査を行い、国会で議論してもらうための証拠として大島九州男議員に送りました。 国会議員と動物愛護団体が互いに協力しあう事で2020年東京オリンピックまでに犬の食用禁止の法制化が完了すると期待しています。

ベトナム

ベトナム人の9割は、犬肉を好んで食べます。さらに、肉をよりおいしくするために死ぬまで犬を虐待することが必要であると考えています。 アメリカとイギリスに犬肉の食用消費の法による規制を求める一般的な見解と、そのような酷い慣習に対する批判はハノイ地方政府による犬肉の食用禁止の提案を導きだしました。WDAは2019年3月にハノイ地方政府と獣医局の所長と面談の予定です。2021年にはハノイ地方政府によって、犬肉の食用が完全に禁止にされる事を願っています。

韓国

韓国人の6割は犬肉を好んで食べます。そして国内には2000か所以上の犬飼育場があり、毎年500万匹の犬を屠殺しています。韓国の若者達は犬肉を食べる事を嫌いますが、犬を食べ物としてみなす事の法的な規制はありません。WDAと地元の動物保護団体CAREの たゆまぬ努力の末に、韓国で初めて、犬飼育場の作業員に犬の殺害対する有罪判決が下されました。ブチョン市(富川市)の裁判所は、食用の為に犬を殺す事は正当な理由ではないと宣告しました。
この事は、もはや犬は食用のための経済動物では無いことを示しています。
WDAとCAREが共に実践するWatchdog Plan(犬見張り計画)は、別の都市でも違法な農場を調査し続けます。そして犬食の法による規制を推進するために韓国の表蒼園議員とも協力していきます。

中国

犬を食べ物とみなす中国の国民はわずか2割です、そして彼らの大半は二線、三線の都市に住んでいます。文化的で人口が多い第一線都市の上海や深センには犬肉を売る店はありません。しかしながら、WDAは2019年に中国全土に対する見本となるよう上海での犬肉の食用禁止の法制化を推奨します。同時に闇の産業チエーンの根絶に期待しつつ犬泥棒に対する重罰化に関する白書を発行します。

アメリカにおける立法化の成功に伴い、世界愛犬連盟にはイギリス、フランス、連邦、欧州連合、スカンジナビアそしてフランスの地方部を含む100か国に展開する青写真ができました。WDAの創設者である玄陵はこう述べています:

「世界愛犬連盟の使命は、単に犬肉の食用を法律で禁止にする事から人間社会に変化をもたらし、犬の命を救うという次の段階に進みました。動物と平和に暮らすことが出来る自然と環境が調和する世の中の構築を望むのであれば、まずは伴侶動物の生きる権利に敬意をはらい、さらに一般社会に対しても敬意を払っていく必要があります。例外があってはなりません!」